接吻
で、今日は、いよいよオレと木畜が、どのようにして出逢ったのか
という事実<個人名などはフィクションいや松本清張>について
書いて行くかんな、、、、で、、前回<一昨日>述べたように、、
今まで三回に渡って書いてきた、木畜の人生前半については
一言で言うなら<彼はまったく普通人→人の道を踏み外す事の
ない、まともな人生の前半を歩んできた、と言えるだろう、いや
それどころか大阪のまともなサラリーマンの家で育って、極めて
フツーの、キンキー大学を卒業し、在学中、趣味で描いていた
エロ漫画が認められて、在学中から、マイナー雑誌とは言え、
漫画誌に掲載された自分の絵で、、メシが食える身分になった
のだ、、もちろん本人の実力、努力があったことは認めるが、
彼の漫画が、たまたま心優しいエロ雑誌の編集者の目に止まり
その画風が、編集者の気に入られて、漫画家デビューできた
という部分には、いささか悪運、いや幸運に恵まれていた、と
オレは思うな、、、まあバブル時代に、親から貰った遺産を全部
ジュライホテルにパイレーオして、、その直後に日本のバブルが
崩壊したオレの悪運いや幸運に較べっと人間性いやスケールが
小さくはあるが、それは単なる形而上いや数字上の違いであって
木畜がオレの性能いや人間性を上回るということではない
で、前半は順調に、エロ漫画家の道を歩み始めた男、木畜がなぜ
それを捨てて、プータロー、いやバックパッカーになってバンコクや
プノンペンの放浪を始めたんか?というのが今日のテーマでも
あるんだが、、それは1989年に、最初にタイへ行った際に見た
ナナプラザやソイカウボーイの女たちのことが、、その後、日本へ
戻って、、日々漫画を描く生活に戻っても、、ど~~しても忘れら
れない、、、漫画に集中できない、、というわけで、仕事の合間に
何度も休暇をとってはタイへ、訪問する、、というスタイルへいって
しまい、、だんだん上向きだった漫画家への情熱が、下向きに
変わっていっちゃったんだ
結局、木畜のことを一般化するわけじゃないが、日本人の男なんか
いや人間なんて、、こんな程度のモノなんだ、、、という意味は木畜
ではなく、他でもないオレ自身について、イヤというほど知らされた
事実でもある、、、でも人間なんて、そもそも大したもんじゃない、
食って寝てヤッテ、クソして、やがて死ぬだけの存在、、と思えば
逆に、人生なんて、遊んだ者の勝ち、、と思えるよな、だから最近の
オレは、ひろゆきの言った<人生に意味なんてないんです>という
言葉に共感してんだ
というわけで、せっかく人気漫画家になれた道を、タイの女に、、
ハマって、パイレーオした木畜に、、オレは片倉のように<プロの
漫画家になれたというのに、それを棒にフッて、もったいない>と
は思わないんだ、、だってオレだって、メチャクチャな負け犬人生
だったかんな、、
で 話は、その10年後、2001年ごろのプノンペンに飛ぶが、、、
この運命の地、、プノンペンのキャピトルゲストハウスの近辺に
あった、つーちゃん食堂という安日本食レストランこそが、オレと
木畜が運命の出会いを行った所、ということになる、、となぜ
オレが断定的に言えないのかと言うと、、それは当時のオレは
片倉やキンテツなんかと、スワイパーや近辺の、、悪所通いで
忙しく、毎日、入れ替わり立ち代わり、沢山の日本人と知り合っ
ては、、翌日はバイバイの繰り返しで、、いちいち何月何日に
誰と知り合って、誰と別れたか、なんて面倒で記録してなかった
んよ、、だから後年、彼と一緒にビジネス、というよりはオレの
投資のアシスタントに彼を雇うようになるまでは、恐らく時系列
的に、あの頃,2000年前後のスワイパーか、つーちゃんあたり
が、オレたちの知り合った時期と場所だよな、、と、いつもの
オレの言うピーナの大好きなドッグ、いやバックスタイルで逆算
してみた結果なんだ
で2000年ごろに、オレが見た木畜の印象は、、べつにど~って
ことない、その他大勢の、キャピトルにいくらでもいたクソパッカー
の一人であった、、というより、オレは当時から、キャピトル辺りで
たむろしている連中に、それほど自分の関わり合う比重が多く
なかったんよ、、やがて親しくなった片倉だって、ちょっと英単語
を口にした彼の発音が、他の連中とは違って、<あれ、コイツ
本格派じゃん、>と感心した程度だったんよ、、というわけで、
2000年当時のオレは、プノンペンに居ながらも、どうも心ここに
あらずの状態だったんだ、、なぜならその頃、、日本と中国の
関係は、ヒジョ~に良好で、クソが尖閣なんかにやってこなくて
イイ時代だったんだ、、だからオレは、あん時<桃源郷>と言わ
れた中国、雲南省を目指して、ビザ情報や交通情報、そして
中国語の勉強という、準備をやっていた、、毎日スワイパーに
通いながら、、ていうのがオレらしい自堕落なところだよな
でも、オレは投資のおかげでカネに困ることはなかったが、、
漫画家をやめたあとの木畜は、、本当に困り果ててしまって
いた、漫画家をやめて日本から持参した、なけ無しの500万を
バンコクの日本人<詐欺師>にひっかかって、見事にパイ
レーオされてしまったからである、そん時の木畜の無念さは
オレには死ぬほどよく分かる、、彼は漫画家、エロを描いて
貯めたカネ→500万を使って、バンコクのゴーゴーバーで
見つけた彼女とサヌックな性生活を送りたかったんだ、、
それが、言葉巧みな日本人サギ野郎にカネを貸したばかりに
オキニとの生活はパー、カネの無くなったオンナは再びバーへ
逆戻り、、、→トホホだよな、オレもフィリピンの日本人には
同じ目に合わされたからな
# いよいよ次回は、ど~してオレらが一緒に
ビジネスをやるよ~になったか、について
語っかんな
ナナ