誕生日を祝って | そのさき

そのさき

病気持ちで、英語も全くできないけど、縁あってフィリピンに行った。フィリピン人の魅力に触れ、フィリピンで生きてみたいと思うようになった。

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彼女の誕生日は知ってたんだけど、その2日前には息子の誕生日だということを前日に知った。

何かお祝いするのか聞いたら、コロナで仕事がなくなってお金がないから今年は何もしないということで息子とも話し合った、ということだった。

息子は高校生なんだけど、やっぱり何もないのは悲しいので、少しお金を送った。

俺としては息子と彼女の2回分の誕生日を「息子の好きな食べ物を作ってあげて。ケーキ食べて。2人で祝ってね」、というつもりで伝えたんだけど、

息子の誕生日、夜、ビデオコールがあった。

映し出されたのは、お姉ちゃん夫婦、妹夫婦、隣に住んでる子の7人(笑)

料理が映し出され、カニやらスパゲッティやらケーキやら、想像以上の豪華な感じ。これは全額使ったな・・・と悟った。

2人でって言ったのにーー!と思ったんだけど、、一人一人が俺に向かって、「ありがとう」って言ってくれた。

恥ずかしがり屋で今まで彼女とビデオコールしてても一切あいさつとかしれくれたことがなかった息子も、笑顔でありがとう〇〇と言ってた。

 

それを見て、自分の狭い心が恥ずかしくなった。

フィリピン人にとって家族や近所の人、友達などみんなでお祝いの時間を共有することが幸せなことなのに、

核家族が進んで親、兄弟でも付き合いがなくなっている日本人の価値観を彼女たちに強要してたことに、気づいた。

俺は今の日本の価値観や付き合い方が嫌になったからこそフィリピンで家族を作りたいと思ったはずなのに、やっぱり俺も日本人だった。

 

 

先週、俺の誕生日だったんだけど、夜ビデオコールがかかってきた。

姉妹夫婦も一緒にいて、たくさんの料理が並んでた。

そしてみんなでハッピーバースデーの歌を歌ってくれた。

早くフィリピンに行ってみんなと一緒にご飯食べたいな。

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