フィリピン妻の贅沢 | フィリピン妻との二人歩記

フィリピン妻との二人歩記

フィリピン妻と都内で暮らしています。
コロナ過を乗り越え、幾つかの奇跡にも助けられ、
2020年10月、無事フィリピンを出国、日本に上陸できました。
妻の話すピリピノ語ベスト3は・・・
マサラップ 
アノバヤン 
マバンゴ 
の順です・・・(笑)

テーマ:

少し早めに仕事が片付き、いつものようにカエルコール(今更乍ら、この言葉は死語?)をしたところ、



オネガイ ガ アリマス



ウオヌマ ノ コシヒカリ 

カッテモ イイデスカ?


予告もなく魚沼産コシヒカリとは…


妻曰く、

10年前にタレントとして来日、日本人会社経営者と結婚、永住からの旦那さんの浮気が原因で離婚とベタなピリピーナライフをバネに現在も独身を貫き、博多でビジネスをしている妻がアテと呼ぶ旧友から


「日本のお米は美味しいから食べ過ぎてしまう」


みたいな話しをしていたらしく、その中で、


魚沼産のコシヒカリが最高級だよ


と教えられたようだ。


普段食べている5キロで2,000円以下のお米でもその美味しさに


ニホン ノ オコメ マサラップ


を連呼し満足の極致だった妻にこれ以上の美味しいお米がある事を知られてしまった瞬間だった。


食べたいなら買いに行く?


デモ タカイ デバ



これまでお米にこだわりが無い私は長らく5キロ2,000円以下で満足していたため、実際の価格が分からない。


ネットで検索すると4,000円、5,000円がゴロゴロ、確かに高いけど何とかなるかなぁ。


スーパーマーケットに探しに行こう


つい、格好をつけて口走ってしまった




店頭に並ぶ新米の魚沼産コシヒカリ…安めのものらしく4,000円を切る値札がかかっていた。



アーイ タカイ ナマント



いつものお米の倍の値段だからね



カウ シナイ ガ イイ



財布に優しい妻の言葉にホッとしたものの、これ位の贅沢もさせてあげられない情け無さに陳列棚から目を逸らしたその刹那、それは目に飛び込んできた。



半額シール



えっ?



奇跡は起きた


和紙のような同じパッケージだけどたったひとつに半額シールが貼ってある。


何かの間違いかとよくよく見ると、精米したのが9月らしく、他は全て10月の印字があった。


これだ


周りのお客さんに買われぬよう、電光石火でカートに乗せた。


税抜きだが2,000円以下で購入が出来たのだ。


妻に理由を説明したところ



イッカゲツ ダケ デ ヤスイ ニ ナル

ニホン ハ ユメノクニ デスネ



とご満悦。



早速炊いて食べるわけだが



ソルト ダケ ガ オイシイ デス


と、舌の肥えた美食家宜しく、日本米の美味しさを堪能したフィリピン妻だった。