和食レストランで金持ち気分のフィリピン妻 | フィリピン妻との二人歩記

フィリピン妻との二人歩記

フィリピン妻と都内で暮らしています。
コロナ過を乗り越え、幾つかの奇跡にも助けられ、
2020年10月、無事フィリピンを出国、日本に上陸できました。
妻の話すピリピノ語ベスト3は・・・
マサラップ 
アノバヤン 
マバンゴ 
の順です・・・(笑)

テーマ:

先日の事、

随分昔にお金を貸した友人から「遅くなったが全額返済する」と連絡があった。



数年前の年末、忘年会と称して数人で食事をした際、1人六千円の割り勘払いで万札しか持ち合わせが無いからと私が立て替え払いをした。その後、私が仕事の都合で都心から地方都市へ移ってしまいコロナ禍も相まって疎遠になっていたわけで、取引先とのゴルフがすぐ近くのトーナメントコースであったらしく、その帰りに立ち寄ってくれたわけだ。


「これは利子と地方都市の生活で水道が凍って大変だろうから…」


と一万円札を渡された。



確かに、


この寒波は地方都市にも影響して水道が凍る時もあるが配給を受けるほどの損失も無いし、そこまで生活が困窮逼迫してはおらず、四千円をお釣りとして渡そうとしたが、「結婚祝いだから」と突き返された。


一昨年の結婚報告時にご祝儀の品はもらっていたので彼なりのカッコつけだと理解し、有り難く頂戴をした。


「都心より寒いな」


大きなお世話である。


短い時間だったが懐かしく、事前に用意した焼印がついた銘菓を渡したら「昔はゴルフ帰りに土産で買って帰ったよな」と、勝手に田舎者扱いされ、確かにこれまではゴルフかバーベキューでしか来たことの無い地方に住んでいる不思議さに自然と笑いが出た。



そんなこんなで、

何故か財布にしまうのも気が引けて、妻へ理由を説明した上で


貯金をしたら?


と渡そうとしたのだが、



ウレシ デスケド 

アナタ ガ トモダチ カラ 

モラッタ ダカラ 

アナタ ガ 

ツカッテ クダサイ



と受け取りを拒否された。

彼女なりに経緯や友人との関係を理解して受け取らなかったのだと思い、なんだか嬉しくなったので


今年も1年ありがとう会を開催しよう

それも、少し高めのレストランで…


と誘ってみた。


万感の笑みを浮かべて


イイノカイ?(*'▽'*)



興奮を抑えられない妻は、先日特売価格で購入したダウンコートを着る機会が無く、ずっと我慢を重ねていたらしく、ここ数ヶ月の我慢を一気に発散する気満々で準備を始めた。


高速ビルの夜景より自然が好きな妻のため、予約無しで行ける庭園がある日本食屋さんを探し、ランチ懐石を楽しんだ。


突出、前菜、椀物と続くコースは少食の妻には丁度良く、一品ごとの盛り付けや色合いに


マ、マガンダナ


と撮影に興じる姿はピリピーナそのもの。


最近、私の弁当作りに全力で取り組んでいる事も相まって、


アタラシ 

ランチボックス 

カイマショ


と、料理に興味が増したようだ。


イクラ…マサラップ


料理に乗っていたイクラが気に入ったらしい。


急遽入った飛び込みの仕事で横浜まで車を走らせるハメとなり、私は10分程度で商談を済ませ、コインパーキングで妻が待機するというバタバタ劇がオマケでついた。


折角だから近くの横浜中華街を散歩し、そここのにある小籠包や肉まんでも食べよう…と声をかけたが、


タカイ ナマント


と却下され、


オイシイ モノ 

タベマシタ ダカラ 


と納得し、


でも、


カエリ ニ 

スーパーマーケット デ 

ハンガク ノ イクラ 

カイマショ


といつもの妻に戻っていた。